本活動の目的
2024年12月05日

1.目的


専攻科の学生は,研究活動を奨励するための補助金として毎年2万円を受け取っています.しかし,近年の物価上昇や交通費の増加により,この金額では必要経費を十分に賄えないケースが増加しています.
たとえば,東京都で開催される全国規模の学会に参加する場合,米子空港から羽田空港までの往復旅費だけで2万円を超えることが一般的であり,学生が自己負担を強いられる状況が発生しています.この負担は,研究活動への意欲を低下させるだけでなく,補助金の本来の目的である「研究活動の奨励」を十分に果たせない原因となっています.
この現状を改善し,学生がより積極的に研究に取り組める環境を整えるために,補助金の増額を後援会に嘆願することを目指します.


2.解決策


この問題を解決するために、以下の4点を後援会に嘆願する予定です。

① 物価高に合わせた補助金支給額の見直し
交通費,宿泊費,登壇料などを賄うため,現在の2万円から4~5万円程度への増額を提案します.具体的には,関東圏の学会に年1回参加する場合を基準とし,必要な費用(航空券,宿泊費,学会入会金,原稿料など)を十分にカバーできる額を想定しています.

② 未使用補助金の再分配
補助金を満額使用しない学生がいる現状を踏まえ、その未使用分を他の学生に分配する仕組みを提案します。未消化の財源を研究に熱心な学生に再分配することで、資金の有効活用を目指します。

③ 利用用途の拡大
    ・学術雑誌等への論文投稿費用
    学術雑誌等への論文投稿費用について,その利用を可能にすることで,積極的な研究成果の公表を促進し,学術への貢献を目指します.
    ・フィールドワークや実験データ収集活動にかかわる費用
    実験データ収集活動にかかわる交通費などの費用にも利用可能とすることで,研究成果向上のための経済的負担を軽減することを目的とします.収集したデータが大きな研究成果につながり,学術的な貢献を果たすことが期待されます.

④ 上記の同時実施
研究活動の促進と公平性および実効性を確保するため,上記①~③を同時に実施することを提案します.


3.皆さんへのお願い


この提案を実現するには,学生一人ひとりと指導教員の皆さまのご協力が不可欠です.補助金の増額は,経済的負担を抱える学生への支援にとどまらず,専攻科全体の研究活動をさらに発展させるための重要な取り組みです.
趣旨にご賛同いただける方は,署名用紙に学年と所属専攻、氏名をご記入ください.いただいた署名は,後援会への働きかけにおいて,多くの声があることを示す重要な資料となり,提案の説得力を高める助けとなります.何卒,皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます.

○お問い合わせ


本件に関するお問い合わせは、以下のフォームからお気軽にご連絡ください。
https://forms.office.com/r/fmgqPvYFSW